ー海洋散骨が選ばれる6つの理由を紹介!魅力や注目される背景がわかるー
近年新型コロナウイルスや少子高齢化などさまざまな背景から、日本の葬送方法の多様化が進んでいます。なかでも注目を集めているのが「海洋散骨」です。海洋散骨とは、個人の遺骨を海へ還すことで供養する自然葬の一つです。
終活を始めている方やご家族の葬送方法をお考えの方のなかには、「海洋散骨に決めた人はどうして選んだのか知りたい」と興味がある方も多いのではないでしょうか。
さまざまな葬送方法のなかから、海洋散骨が選ばれる理由を紹介します。「葬送方法の決め手がなくてどれにしようか迷っている」「自然葬に興味がある」方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
散骨が選ばれる理由
海洋散骨は、さまざまな想いを持っている方やご遺族に選ばれています。ここでは、数多くある葬送方法のなかで、選ばれている理由を6つ紹介します。
・海が好き
・遺族に負担をかけたくない
・お墓に入りたくない
・お墓を放置されたくない
・家族からの希望
・環境への影響を考慮したい
火葬に抵抗がある方やご家族の葬送方法を検討中の方は、参考にしてみてくださいね。
海が好き
1つ目の理由は、「自分が海好きで好きだった海で眠りたい」からです。
例えば、長年落語家として活躍されていた「立川談志」さんが、「生前好きだった海へ骨を撒いてほしい」と家族に伝えていたため、海洋葬で行われています。
また、映画スターとして有名な「石原裕次郎」さんは、生前湘南が好きでよく行っていたことから、湘南で海洋散骨を行いました。
お二人の例にあるように、幼い頃から海と一緒に過ごしてきて海が大好きな方に選ばれています。
なお依頼する海洋葬の会社によって、対応している海が異なります。全国対応の会社もあれば、一部地域の海に特化した会社もありますので、自分や故人が好きな海で行えるかどうかは事前に確認を取りましょう。
遺族に負担をかけたくない
2つ目の理由は、「遺族にお金のことやお墓の管理のことで負担をかけたくない」からです。
火葬や土葬、海洋葬にかかる費用相場は、下記のとおりです。
・火葬(民営):10〜40万円
・土葬:50〜300万円
・海洋葬:5〜50万円
海洋葬を含む自然葬では、火葬や土葬と比べて安く済む傾向にあります。そのため海洋葬は、葬式関連で金銭的に家族に負担をかけたくないと考える方から選ばれています。
海洋葬では、遺族限定のチャーター船貸し切りプランでは50万円近くかかったりと、プランによっては高くなる場合もあります。そのため海洋葬にかかる費用を抑えたい場合には、プラン内容をしっかりと比することが大切です。
また、管理で負担をかけたくない方からも海洋葬は注目を集めています。海洋葬は海へ遺骨を撒くため、基本的にはお墓を建てません。そのため永代供養墓とは異なり、お墓をメンテナンスする手間が家族にかからない良さがあります。
管理の必要がないため、自分以外の家族が離れた場所に住んでいる場合にもおすすめです。
お墓に入りたくない
3つ目の理由は、「お墓に入りたくない」からです。
家族観の多様化が進み、先祖代々引き継いできたお墓に入らなければならないとする考え方も変わりつつあります。海洋葬を行えばお墓に入る必要がなくなるため、家族関係などさまざまな理由からお墓に入りたくない方から選ばれています。
お墓に関する考え方は、家族内でも大きく異なるものです。お墓に入りたくない場合には、「なぜお墓に入らずに海洋葬が良いのか」を家族としっかり話し合うことが重要です。
お墓を放置されたくない
4つ目の理由は、「お墓を放置されたくない」からです。
近年少子高齢化は、お墓参りにも大きな影響を与えています。故人のお墓参りを定期的にできる家族や親戚が少なくなってきており、いわゆる「無縁墓」と呼ばれる何年も管理されていないお墓が増えてきているのです。
実際に国の調査では、下記のように市町村の人口によらず、無縁墓が多数あることがわかっています。
【市町村の人口:公営墓地・納骨堂における無縁墓率(無縁墓数)】
・30万人以上:約78%(45)
・10万人以上、30万人未満:約65%(70)
・5万人以上、10万人未満:約54%(69)
・5万人未満:約55%(261)
参照:墓地行政に関する調査-公営墓地における無縁墳墓を中心として- 結果報告書|総務省行政評価局
無縁墓が増えている背景もあり、自分のお墓を放置されるのが嫌でお墓に入る必要がない海洋葬を選ぶ人が増えています。無縁墓になってしまうのを防ぐうえでも、海洋葬はおすすめです。
家族からの希望
5つ目の理由は、「家族からの希望」だからです。
「故人が好きだった海へ還してあげたい」「遺書でお墓は建てなくても良いと書いてある」など、故人の希望を考慮して家族が海洋葬に決める場合も少なくありません。
例えば、タレントなど幅広く活動されていた「安岡力也」さんの場合は、ご家族に「ハワイに行きたい」とよく話していたことから、ご家族が希望してハワイで海洋散骨を行っています。
また新型コロナウイルスが蔓延していたときには、感染した故人の最期に立ち会えなくなったり、行動制限で遠隔地にあるお墓参りが困難になったりしました。
海洋葬は船上で行われるため、マスクを外して複数人が集まれたり、家族限定で会食ができたりすることが可能です。そのため「故人の最期は家族全員マスクなしで笑顔でお見送りしたい」と考える家族から選ばれていました。感染症の背景もあり、海洋葬を選ぶ家族が増えています。
環境への影響を考慮したい
6つ目の理由は、「環境への影響を考慮したい」からです。
日本で一般的な葬送方法である火葬や、土葬は環境負荷が高い葬送方法です。例えば、火葬時には160キログラム以上の二酸化炭素が排出されるとの報告もあります。また、土葬時にも30キログラム以上の二酸化炭素を輩出し、そのうえで大量の水を使い芝生を管理する必要があるため総合的な環境負荷が高いといわれています。
一方で海洋葬ではルールを守って散骨を行えば、火葬や土葬と比べて大幅に環境負荷を軽減することが可能です。海洋汚染や海の生態系への影響を防ぐうえでのルールは、下記のとおりです。
・遺骨は2ミリ以下のなるべく細かい粉状
・遺骨の入れ物は水溶性にする
・自然に還らないビニールなどの人工物は撒かない
「少しでも未来の世代へ迷惑をかけたくない」「環境に負荷をかけたくない」と環境問題を考慮される方からも、海洋葬は選ばれています。
また、海洋葬では海へ投げる献花においても決まりがあります。献花の注意点は、『注意点を守って散骨を!献花の役割とおすすめの花を紹介』で詳しく解説していますので参考としてご覧ください。
まとめ
海洋葬は、下記のように故人の思いや家族の希望などさまざまな理由から選ばれています。
・海が好き
・遺族に負担をかけたくない
・お墓に入りたくない
・お墓を放置されたくない
・家族からの希望
・環境への影響を考慮したい
愛知県豊橋市の「三河湾海洋散骨」では、西浦マリーナと提携して海洋散骨を行っております。3.3万円から依頼可能なリーズナブルなプランや、チャーター船を貸し切り家族や友人のみでお見送りが可能なプランなど、さまざまなニーズに合わせたプランを提供しています。
「海洋散骨の費用感を知りたい」「海洋葬でできることを知りたい」などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
愛知県豊橋市の海洋散骨、自然葬は三河湾海洋散骨にお任せください
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